■20 長野県信濃美術館 東山魁夷館
納 入 年 度 1990年
納 入 製 品 形材スパンドレル、アングル、板
使 用 箇 所 外壁、屋根、内部装飾、玄関、他
◇DATE
東山魁夷館
エントランス 外壁スパンドレル
庇部分も押出し成形品
外壁スパンドレル
中庭風景

統一感のある外観が、周囲の空気に緊張感を与える 
長尺物ならではの一体感
スパンドレル拡大写真
東山魁夷館は、昭和を代表する日本画家の東山魁夷(1908-1999)から長野県が作品と関係図書の寄贈を受け、長野県信濃美術館に併設して建設されたものであり、収蔵作品数は960点にも及ぶ。


池を配した中庭や雁行型を用いた建物本体など、細部にまで設計者の拘りを感じる作り、仕上がりとなっている。

建物の外部を覆うスパンドレルは、4043合金を用いたグレー発色の仕上がりとなっており、長さも最長で11.5mを途中継ぎ目なしの1本の押出し材で繋いでいる。継ぎ目がない長尺物を用いることで、建物全体に統一感と、そして周囲には凛とした緊張感を与えている。
外部だけではなく、内部の展示室でも厚さ2mmのアルミの大板を用いている。